ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会「First Live "with You"」 人生初ライブの感想

虹ヶ咲スクールアイドル同好会1stライブ「First Live "with You"」に両日現地で参加しました。
今までイベントはリアル脱出ゲームしか行ったことがなく、人生初のライブになりました。(LVも行ったことないです)

 

 

 


■参戦の経緯
μ's 2期前あたりからラブライブ!に触れているのになんで今まで行ったことないのという話ですが、これまでスクフェス以外にお金をかけたことがほぼありませんでした。*1
(円盤はμ's劇場版のみ、CDはμ's5枚、Aqoursは冒険typeA,B,Cのみ*2
ライブはそもそもBDとか買ってないので抽選に参加できなかったのですが、どうにも他のオタクとの熱量の差に引け目があって
「行きたいっちゃ行きたいけど自分より何万倍もコンテンツに愛情を注ぎ込んできたオタクが行ったほうがいいのでは」と思っていました。

 

そんな中虹ヶ咲はスクフェスからの派生ということもありAqoursより第一印象が強かったのを覚えています。
スクフェスの転入生はけっこう好き*3で、しずくちゃんは転入生総選挙で投票したこともあります。
皮肉にもコンテンツの進行が遅いせいで「ちゃんと追えている感」があり、他のオタクへの申し訳なさのようなものに囚われず素直に「ライブ行きてえな」と思っていました。
そんな折CDに抽選券がついてきたので応募したところ2日目が当選したので、アイクくんと相互連番で人生初ライブとなりました。

 

■会場

駅から会場までの間は「オタクが流れとる!オタクのダイオードや!」などとヘラヘラしていたのですが、会場が目に入った瞬間にその規模にビビり散らかしました。この手の施設は車窓からマツダドームを見るくらいだったので……。スタンド席の入り口から客席を見渡したときは「虹ヶ咲……大きくなったな……」と父親面になっていました。

 


■TOKIMEKI Runners
9人を視認した瞬間に出た声が「ヤバい、実在する……」なのでこの時点で脳が融けていたのだと思います。理性が服を着て歩いていると名高いつぼ氏も一瞬で限界オタクとなりました。
ライブへの懸念として「ライブ会場で熱狂している自分が想像できない」というのがありましたが、前奏が終わる頃にはその心配はどこへやら、知識ゼロのオーイング(?)やfwfwを周りに合わせながら借りたブレードを夢中で振っていました。超楽しい。

ところでスクスタのUR確定演出ってかなり再現度高いんですね。引き弱の"星"なのでめったに見られませんけど。

 

自己紹介でようやく地に足がつき、ライブに来た実感が湧いてきました。1曲でこれほど高揚してしまったら、20曲聴いたらどうなってしまうの?これ合法?

2日目の「みんなー!会いたかったよー!」→「……?」は完全に予習不足です……せつ菜ちゃんのURがないのが悪い。ようやくくるけど。

 

上原歩夢(CV:大西亜玖璃)

夢への一歩 → 開花宣言

トップバッターは虹ヶ咲の代表として表に出ることの多い歩夢ちゃんとあぐぽんですが、やはり計り知れぬ重圧やら感慨やらがあるのでしょうね。初っ端から泣きそうになっててこっちも泣くかと思いました。ていうか1日目のMCで泣いてること認めましたよね。

コツコツ努力を重ねて成長してきた歩夢ちゃんと長い長い冷遇を乗り越えてこの大舞台で大輪の花を咲かせたあぐぽんが重なっていきなり感情が感情です。

MCでは「私のせいで歩夢ちゃんの人気が出ない」みたいなこと言ってたけどそんなことねえから……あぐぽん以上に歩夢ちゃんに寄り添えるひとは地球にはいねえから……。歩夢ちゃんのこと大好きなんだなあというのがひしひしと伝わってきて嬉しかったです。

 

全員に共通した話なんですがMCはそれぞれの本心が聞けてほんとによかったです。

曲はもちろん最高でしたが、MCも同じくらいの価値があったと思います。

虹ヶ咲スクールアイドル同好会への愛がドバドバ溢れていて「この人でよかった」と思わせてくれます。

 

中須かすみ(CV:相良茉優)

☆ワンダーランド☆ → ダイアモンド

「かすみんを意識していた」と話していた相良プロですが、なるほど親和性がすごかった。

キャラクターとキャストのシンクロがラブライブ!の魅力の一つですが、まゆちはまんまかすみんでしたね。お前が中須かすみだ……。

2曲とも合いの手が楽しい曲なのでノリノリです。「L・O・V・Eかすみん」ではしゃぎすぎてここで喉が死にかけています。超楽しかったです。

ところで☆ワンダーランド☆を聴くとどうしても跡部王国が脳裏をよぎります。解除の方法があれば教えてください。

 

■桜坂しずく(CV:前田佳織里)

オードリー → あなたの理想のヒロイン

しずくちゃんかおりんのオタク(オタクではない)なのでいちばんワクワクしていたのですが、かおりんが登場した瞬間息が止まってしまいました。美しすぎんか?舞台やライブのことは明るくないですが、「凛とした佇まい」とはこういうものなのかな、と追懐しています。

 かおりんを追うのに夢中でスクリーンがぜんぜん記憶に残っていないのでBDで確認します。コートと傘はヘップバーンの「ティファニーで朝食を」をモチーフにしているそうなので、これも観ようかな。

 

「あなたの理想のヒロイン」はここで泣いてしまった。(2日目も泣いた)

「オードリー」のときのかおりんは美しさとかっこよさの暴力でしたが、「あなたの理想のヒロイン」に移った瞬間から美しさとたおやかさ(?)に溢れていて、サビの手を横に置いていく動きでオオアオ…(語彙力喪失)

終わったあとワーッ最高!!てなるはずだったんですが、ありがとう……ありがとう…グスグス みたいな感じになってしまいました。予感はしていましたがわたしは涙もろい人間のようです。vTuberのオリジナルソングで泣いたしな。*4

 

■宮下愛(CV:村上奈津実)

友 & 愛 → めっちゃGoing!!

約束されたテンアゲタイムですが、コールは喉に優しい感じでした(?)。

ロッコやら風船やらライブ会場全体使った仕掛けがあって「みんなで楽しもうぜ!」という愛さん味を感じました。

まゆちのときもそうだったんですが、なっちゃんは素のオーラがそのまんま愛さんぽかったです。安心感がある。

そして友 & 愛のコールがむずすぎる……今後の課題とさせてください。

 

天王寺璃奈(CV:田中ちえ美)

ドキピポ☆エモーション → テレテレパシー

ボードどうするのかなと思っていましたが普通に取ってましたね。キズナエピソードでボードの役割は決着が付いたのですが、ライブのときはまだ13話読めなかったので「これでええんかな」とちょっとだけ思っていました。

田中さんもブログで言っていましたが、ドキピポ→テレテレパシーの流れに自分を変えようとする璃奈ちゃんの決意が見えてほんとうにエモい(制限カード)。

虹ヶ咲のソロ曲(とくに2nd)はリリックがキャラクターのパーソナリティに寄り添っている感じがいいですね。キャラソンなんだから当たり前っちゃ当たり前なんですが……。

ameblo.jp

ところで田中さんは「ちぇみー」より「田中(さん)」のほうがしっくりきます。一人称が田中だしな……。

 

■近江彼方(CV:鬼頭明里)

眠れる森に行きたいな → My Own Fairy-Tale

これが噂のベッドですか。

彼方ちゃんの曲はゆったりしていて彼方ちゃんらしさが最高なのですが、彼方ちゃんムードが瞬く間に会場を伝播していき、ライブ会場とは思えぬまったり感がありました。

ダウナー系のキャラクターって3次元との調和がすごく難しいと思うのですが、曲中の鬼頭さんがふりまくオーラは完全に彼方ちゃんでした。ヤツも虹ヶ咲の使い手……。

 

鬼頭さんはマンスリーランキングのツイイトがさっぱりしていて「投票の順位にそれほど興味がないのかな?」なんて思っていましたが浅慮もいいとこですね。

MCでは投票の闇に触れていて「自分の好きな子が上位になれなくても他の子を責めないでほしい」という話をしていて、感情的になっていて。(ここでまた泣く)

お前ら誰がすき!?おれは全員!!!!!!!!

 

ところで鬼頭さんは田中さんよりあだ名で呼びにくいです。

 

■エマ・ヴェルデ(CV:指出毬亜)

Evergreen → 声繋ごうよ

「Evergreen」のイントロで表情がけっこうキリッとされていて、緊張しているのかなと思いました。歌唱はいつもののびやかな歌声でとてもよかったです。あれクラップしていいやつか?

「声繋ごうよ」でいきなり「みんなも歌おう!」とおっしゃるものですからそんなパートあったか!?と焦りましたがキッズダンサー(俗称エマキッズ)でしたね。こういうのもあるのか。振り付けが教育テレビ感あってかわいかったです。

アンコール前の幕間ストーリーでエマちゃんグイグイきてておもしろかった。

 

■朝香果林(CV:久保田未夢)

wish → starlight

「wish」は自分の中ではたぶん虹ヶ咲の曲でトップクラスに再生回数が少ない曲なのですが、そのぶんライブでの衝撃度もすごかったですね。台詞にめっちゃ感情がこもってて圧倒されてしまいました。もっと聴かないとな。

ライブには慣れているみゆたんがウルッとしてて、本人も言っていましたが「朝香果林役の久保田未夢」として本気でステージに立ってくれているんだと思うと胸が熱くなります。

このテンション「starlight」に突入して大丈夫か?と思いましたがいやカッコよすぎる……おれが女なら妊娠してたな。

 

■優木せつ菜(CV:楠木ともり)

CHASE! → MELODY

ヘッドライナーはせつ菜ちゃんです。CHASE!が爆上がりするのは分かりきっていましたが、それにしても熱すぎた。物理的にも。ともりるアレ熱くなかった?

ラスサビのシャウトすごかったですね。曲終わりでもないのに歓声が上がっていました。強すぎる。

わたしMELODYマジで好きなんですよね……。ふだん歌詞とかあまり気にしてないんですが、キズナエピソード読んでからMELODYの歌詞を反芻して7777兆倍のバフがかかりました。ソロでいちばん好きかもしれない。曲がまんませつ菜だ……。

 

MCではキャスト側から「ソロという方針を承知した上で9人はやっていくと決めているから」と言ってくれたのが印象的です。これまでにないソロ路線で心配するオタクが多分いたと思います。

 

ともりるは2日間ずっと「自分の大好きとみんなの大好きを大事にしてほしい」という話をしていて、鬼頭さんのときもそうですが、内部で比較されることが多かった虹ヶ咲のキャストが言うと重みがあります。わたしはしずくちゃんがいちばん好きですがもちろん他の子も大好きなので、全員をまるっと丁寧に愛していければいいなと思っています。

 

■Love U my friends

ずっと「"U"ってあなたちゃんのことだと思うけど、これあなたちゃんが歌詞書いてんじゃねえのか?夢女がいてこますぞワレ……」と思っていたので真相が聞けてよかったです。9人が感謝を込めて書いた曲でした。手のひら大回転です。

スクフェス時空にいた先代のあなたちゃんはチュートリアルで登場したもののセリフもなくいつのまにかメインストーリーから存在を抹消されているので、人格を持ってストーリーに食い込んでくるあなたちゃんの存在はシリーズにおける虹ヶ咲の特徴のひとつです。過労死寸前の活躍ぶりを見せているとはいえマネージャーであったあなたちゃん(オタク)も虹ヶ咲スクールアイドル同好会に不可欠な存在と認めてくれているのが一体感が得られてけっこう嬉しかったです。No.10についてはノーコメントです。

 

 

 

■アンコール

集計が始まったときは「全員同数!9人曲で大勝利!」みたいなオチで希望の未来へレディー・ゴーするものだと思っていたのですが、ともりるがスッと出てきたとき心臓の持病が発作を起こすかと思いました。アンコールまで内紛させるのかよ……と暗澹たる気持ちになりました。それはそれとしてCHASE!はめっちゃよかったです。

TOKIMEKI Runnnersのイントロが流れたときほんとうに安心しました。

2日目の集計中はぐるっと会場を見てブレードの色が均等であることを確認しつつ、たぶんともりるになるだろうな、ヘッドライナーってこんなにオイシイのかと考えていたので完全に虚を突かれました。それはそれとしてダイアモンドはめっちゃよかったです。

 

たぶんこれからも持ち回りで2人ずつアンコールで茶番を挟むんだろうなあ。これいる?? 

わたしは全員の均等な活躍を一番に望んでいるので9人曲だけのほうが気苦労なくていいと思っていますが、それはそれとして1曲でも多く聴きたいという気持ちもあるのでもやもやしています。2日目にまゆちが出てきたのはシングル選挙勝ったからなのかな?よくわからん。よくわからんまま運営の方針に気を揉む羽目になっている。

 

 

■発表

アニメ化おめでとう!!!!!めっちゃ楽しみ!!!!!

限りなく確信に近い疑念で運営が虹ヶ咲を大事にしていないような気はしていたのですが、田中さんから「アニメ化の予定はないと言われていた」という話があったときはさすがにオイ運営マジかよ……と思いました。

Aqoursが動き出したときは正式にμ’sを踏襲している雰囲気に原理が「μ'sが敷いたレールガー」と騒いでおりたいへんウザかったのですが、PDPははじめからサブコンテンツみたいな空気があり、原理も噛みつかない有様だったように思います。μ’sAqoursのように輝いているところを観たいとずっと思っていました。

大きな発表も曲もないままひたすらマンスリー投票、主軸の媒体別のweb活動も1年で終了、延期に延期を重ねてやっとリリースされたスクスタもURなし、ちょぼらうにょぽみの4コマはよくわからんしで見ているこっちも辛かったです。当然キャストはその何万倍も辛いわけですが。いろいろ新しい取り組みをするならもっと意欲的にやってよ……。

 

ソロ9人という路線はまあいいんですよね。ストーリーを見れば9人の確かな絆をそこに見ることができるし、9人曲ちゃんとあるし。

でも展開が椅子取りゲームばかりなのは本当になんとかしてほしかった。切磋琢磨ってそういうことじゃねえから……

 

とはいえ虹ヶ咲のみんなはそれを覆してくれました。ここに辿り着くまでのがんばりはラブライブ!ブランドのおかげではないのです。すごい。ありがとうございます。これまで支えてきた人にも感謝です。

 

ところでキービジュアルを見て藤丸先生の絵だ~と思っていたら制作に関わっていなくてびびった。

 

 

・スクスタUR

URしずくちゃん、かわいいねェ(ニチャア……)

スクフェスで絵里ちゃんの新規URが追加されたときは結局スコアURしか回してなかったけど、スクスタは今のところS取れればオッケーなので性能考えなくていいのが助かりますね。わたしの中ではスクフェス音ゲー、スクスタはキャラゲーなのでスコアランキングが実装されても性能は気にしないと思いますが……。発表された瞬間アイクくんに「おれ、破産します」と言いました。でもよく考えたら天井あるな。サンキュー天井!

あと愛さんの未覚醒イラストぬか漬けの壷持ってましたよね?イラスト見た瞬間「おれじゃん!!!!」とデカい声が出ました。申し訳ありません。どうもおれです。HNつぼでよかった。エゴサできないけど。

 

・ユニットシングル

やはりA・ZU・NAは楽しげなしずくちゃんの声が聴けるのでとても楽しみです。おれが死んだら遺灰はA・ZU・NAランドのゲートをくぐってすぐ目の前の噴水に撒いてくれ。

彼方ちゃんがマシンガン構えてるネタすき。スクフェスでもかよちんが武器を持ってるコラあったなー。

 

■総評
虹ヶ咲がこの18人でほんとうによかった……。1stライブに立ち会えてほんとうによかった……。

6回は泣いてもうべしょべしょです。

微力ながらこれからも虹ヶ咲を応援していきます。またライブ行きたい。

今まではスクフェス やってる一般人でしたが、虹ヶ咲のオタクになると思います。ていうかなりたいです。今までつらい時期に支えてこなかったのを申し訳なく思っています。クソ忙しいですが隙を見つけて配信を遡っています。
野暮にも点数をつけるとするならば100点満点中5000兆点です。物販は2点です。

 

感想を書くにあたりぜんぜん文章が出てこなくて、いかに自分の情熱が足りないか思い知りました。「かわいかった」「すごかった」ではファンとしてお話になりません。

わたしは思い出がぜんぜん記憶に残らない脳をしていて、数字や公式は20年覚えられるのに、友人との遊びの内容は家に帰る頃には忘れています。虹ヶ咲1stで人生が変わるほどの興奮を得たことはTwitterにアウトプットした文字列で記憶できますが、その興奮の内訳は急速に忘れてしまうのが残念でなりません。これはたぶん情熱が足りないからだと思います。 立ち会えるのは一度きりなので、キャストの努力をなるべく拾いたいし脳に刻みつけたい。


■その他

・厄介の存在も懸案事項の一つでしたがあまり気になりませんでした。治安がよかったのかな?

 光害は会場出るときに孔雀を持っているオタクを1人観ただけで、家虎は2日目スタンド右前方(たぶん)にwishの間奏に負ける哀れなやつがいただけだと思います。
近くのUOグルグルも気になったけどサイリウム用のゴミ箱置いてあったし禁止されてなかったのかな?知らんけど。
 でも終始ブレード持たずに東方不敗みたいなフォームでクラップ打ったりスローテンポの曲になったらスマホ弄りだした2日目左隣のガキはゆるせねえ……


・物販が品薄すぎてパンフしか買えなかったので事後通販でブレードとスマホリングを買いました。
 スマホリングを付けるためのスマホケース買わなきゃ。

・これまでグッズはねそべりぬいぐるみと鞠莉ちゃんのクリアファイルくらいしか持ってなかったんですが、ガチャガチャを1回まわしたらしずくちゃんの缶バッジが出ました。発券ガチャは負けたけどガチャガチャは完全勝利です。


・ブレード振りすぎて左腕が筋肉痛になりました。普段どれだけ運動してもならないのですが……。筋肉痛は富士登山以来です。


・体重を測ったら2kgほど痩せていました。54.2kgです。ライブすごい。



*1:と思ったけどねそべりぬいぐるみには47kかけてた

*2:ストトラ/GNGKとランアク、Believe againはiTunes storeで買った

*3:スクフェスの転入生にはめちゃくちゃ脳のリソースを割いており、全員顔と名前が一致しSSRのスキルも覚えている

*4:名取さな