新型コロナウイルス感染時の手続きと療養の記録

この記事ははんドンクラブ Advent Calendar 2022(その2)の記事です。

adventar.org
こんにちは、2022年ベストバイは電気ケトルのつぼです。
未だ収束の気配を見せない新型コロナウイルスですが、この度つぼ氏もついにコロナに感染しました。友人グループでも一番目の感染者になったので、誰かの参考になることを願って記録を残します。東京都在住の方はリンクURLもご活用ください。


■前提
・痩せ気味と標準の間(BMI19くらい)
・既往症なし、ファイザー3回接種
・平熱は35.9〜36.3℃
・感染対策は人よりがんばっていたと思う
・週5出勤(感染はこいつのせいだと思っている)


■11/27(月)~12/1(木) 発症前
もともとアレルギー性鼻炎を患っており、人生で鼻が詰まっていなかった瞬間がない。
訓練によって鼻呼吸で生活できるようになったが、この頃は特に調子が悪く、鼻からの酸素の吸入量が足りず夜中に目覚める日が続いていた。


■12/2(金) 小さなシグナル
耳鼻科に行けるよう早上がりを申請していたが結局仕事で帰れず、土曜日朝に行くため早寝。
就寝前に微妙に倦怠感があり検温。36.5℃とほぼ平熱だったため気にせず寝た。
診察時にこの内容を話したところ、発症日は12/2と診断された。


■12/3() おわりのはじまり
起床した瞬間に発熱と喉の強い痛みを覚えた。
検温すると38.5℃であった。

つぼ氏は細くないがかといって頑強でもなく、気温の変動に弱くきっちり年4回体調を崩す。
たまに口呼吸で寝てしまったときは、朝起きると炎天下に3日放置されたように喉がカラッカラになり、まる1日水を飲むにも声を出すにも痛み続けることがある。
この時点ではまだいつものコレか流行りのアレか判断がついておらず、検査受けるのめんどくせえなと思っていた。


午前中は熱にうなされ「ハア」「フン」「ウー」のどれかを絶え間なく漏らし続け、カスのちいかわみたいになっていた。
午後にようやくまともに発声できるようになり、東京都発熱相談センターに電話した。症状と居住区域を説明したところ疑義ありということで近くの病院を3つ教えてもらったが、当日の発熱外来はすでに満杯となっており、月曜朝に再び予約戦争に身を投じる事となった。
この日は外出を諦め、一日中布団でゼケーとしていた。

就寝前に体温を測ると39.0℃あり、史上最高記録を更新。この段階になると「いつものやつではないかもしれぬ」という緊張感と「来るときが来たか」という諦念に満ちていた。


■12/4()
起床時38.3℃。パブロンの効き目もあり夕方には36.5℃まで下がっており、わりと元気になったので後回しにしていた洗い物をやっつけた。
気持ちだけは強くありたくてインスタントのデカい焼きそばを食べた。なんで?
コロナだったとすればこんなに早く収まるか?という疑問はあったが、どのみち検査を受けないと出社できないので、職場に連絡。


■12/5(月) 検査
9時前にスタンバイしてあらかじめ教えてもらった病院に電話をかける。運よく2回目の電話で病院に電話が繋がり、14時の受診と検査を予約できた。以下が病院とのやり取りで伝えられた内容。

・保険証を持っていく。
・通院保証金として5000円を仮払いし、療養期間が終わったあと精算。*1
・受診の30分前から飲食(水も!)と歯磨き禁止。
・最後のワクチン接種日を確認されるので確認しておく。
自転車で近所の病院の駐車場に設営された発熱外来へ向かい、寒空の下椅子で待機。待っている間に仮払いと問診を済ませる。ワクチンの接種日もここで伝えた。(ここで発症日が12/2と言い渡される)
パブロンを飲んだこともあり検査時は37.1℃だったが、どうやらパブロンは飲まないほうがいいらしい。

20分ほど待機したあと名前を呼ばれてテントへ移動し、PCR検査を受けた。
マスクを口元までずらし、こよりと綿棒の中間体のような細長い物体(スワブというらしい)をズイッと鼻に突っ込まれる。いッッッってェ!!!!!!
エホエホ言っている間にスワブをズブリと抜かれ、立て続けに左の穴にも突っ込まれる。いッッッてェ!!!!!!(2回目)
おれの前に受けてたおばあちゃん完全にノーリアクションだった気がするんだけど、麻酔とかオプションであったのかな?それとも失神してた?

もしかすると四半世紀以上鼻がイカれているせいか、人より鼻腔が弱いのかもしれない。

以前ふつうに喉が悪くて近所の耳鼻科に行ったとき、鼻から喉へマイクロカメラを突っ込まれて「オ゙エ゙ッ゙!!……ッ゙オ゙ォ゙!!ゥ゙オ゙ァ゙ァ゙!!ォ゙!゙!゙!゙」と毎秒90%の確率で吐くフィーバータイムに突入し、助手さんも「先生いったん止めてあげたほうが…」とガチの心配をする中、「あと1秒、はいもう1秒」と戸塚ヨットスクールのシゴキもかくやの鬼畜主治医ジジイ(押韻)によってさらにカメラを奥にねじ込まれて毎秒95%の確率で吐くどひゃどひゃゲロゲロフィーバータイムに突入、涙と鼻水をボタボタ垂らし朦朧とする意識の中「ここには二度と行かねえ…」と思ったことがある。
発行してもらった診察券を家に帰ってすぐハサミで1mm角に裁断して捨てた。

検査時に5日分処方されたカロナールを飲むとだいぶ体調が楽になった。
寝る前37.5℃。


■12/6(火)陽性と判明
起床時36.6℃。咳が出る、嚥下時に引っかかりがある以外はほぼ症状なし。
朝10時に病院のホームページに前日の検査結果が掲載されており、(陽性者として)自分の受付番号が載っていることを確認した。まあ9割がたそうだろうと思っていたので衝撃はなかったが、「もう山場超えちゃったなあ」と思った。
とりあえず会社に連絡し、東京都陽性者登録センターから陽性の登録を行った。

検査キットで陽性判定が出た人とは手続きが違うかもしれないが、身分証と病院でもらった書類(下半分)を撮影して添付する必要がある。
患者名や受診日は自分で記入した。

配食、パルスオキシメータ、HER-SYS(健康状態入力フォーム)の申請ができたので、とりあえず全部申請した。配食は1人分。

しばらく休みますと連絡はしたものの熱は薬を飲んでいれば問題ないレベルまで下がっており、たまたまPCも持ち帰っていたので復帰してもよかったが、今休まなかったら今後一生体調不良で休めないなと思い数日休むことにした。未来の自分のために休んでおけ。
前職のボスは感染後2日で退院しており「タフすぎるだろ……」と思っていたが、軽症ならやってやれないことはないな。
就寝前35.9℃。


■12/7(水)ほぼ治った
起床時35.9℃。有給を使い続けるのももったいないので木曜から在宅勤務で復帰することに。
ここで病院で処方された薬が4種類あることに気づいた。咳を鎮める薬と扁桃腺の腫れを抑える薬があったのか…。
正直陽性の判定が出るまでに山場を超えてしまい、この頃はすっかり元気である。味覚嗅覚食欲すべて正常なのでガパオライスを作った。カレー粉を入れ忘れた。

卵を使い切ってしまったが買いに行けず、恋しい。
就寝時36.3℃。


■12/8(木)物資到着
在宅勤務で職場へ復帰。現職は1年以上勤務しているがこれが4日目の在宅勤務になる。上司は週4で在宅勤務しているので不平等感がある。

陽性が判明したタイミングで申請していた配食とパルスオキシメータが届いた。

大きい。これで1人分。



パックごはん 180g×10パック
レトルト白がゆ 3人前
パスタ 500g
赤いきつね 2個
緑のたぬき 2個
凄麺 京都背脂醤油味 3個
銀座カリー中辛 4箱
いわしふりかけ 1袋
レトルト ミートソース 2人前×2
レトルト あさりコンソメ 2人前×2
あえるパスタソース からし明太子 2人前×2
永谷園 鮭茶漬け 6袋×4
コーンポタージュ ×3個
クノール トマトスープ 1袋
栄養バー ×4本
森永 マリー 2箱
プリッツ 2箱
フルーツゼリー 6個
もも 1缶
コーン 2缶
インスタントみそ汁 12食
味つけいわし レトルトパウチ 6袋
ライトツナ 3缶
フレンチドレッシング 1本
緑茶パック 54袋
レッドブル 6缶
リポビタンJELLY 4個
カゴメ トマトジュース 720mL×2
キリン レモンウォーター 500mL×2
ucc無糖コーヒー 900mL
アクエリアス 2000mL×2

……力士の仕送り?
パスタソースとお茶漬けはどう考えてもバランスがおかしいのだが、家にある米とパスタを使う前提なのだろうか。ラインナップにエナジードリンクが入っていることは少々意外だった。
……喉をいわしているであろう人に中辛は耐えられるのか?銀座カレー、けっこう辛いけど……。
とはいえこれがタダなのはすごい。言い方は悪いけど爆アドだなと思った。
あとドレッシング使わない人間だからめちゃくちゃ持て余す。

封筒にはパルスオキシメータと返送用レターパックが入っていた。

数値はガッツリ健康。
症状が軽いならHER-SYSとパルスオキシメータは申請しなくてよかったな…と思った。


■現在(執筆時:12/11)
運良く軽症だったためピンピンしている。日に数回咳と痰が出るかな~という程度。
明日からニコニコ週5出社。ハァ~~~~~

 

後遺症らしいものは今のところ特にないが、ブレインフォグがとにかく心配。異常なまでの反復によって学校のお勉強が人並み以上にできるようになったことしか精神の拠り所がないので、頭脳を失ったら自我が崩壊するかもしれない。あとはこの先「コロナにかかったことがあると罹患する確率が上がる疾病」があるといやだなあと思っている。


■あってよかったもの
・冷凍うどん
 喉が終わっていても食べられる。おいしい。
・卵
 うどんに彩りと栄養をプラス。かき玉は飲み物。おいしい。
・冷えピタ
 治りが早くなる訳ではないが、あると楽。きもちいい。
・加湿器
 喉が楽になる。今回の功績を称え「裏業子(うらわざこ)」の称号を付与した。
 ※以前利用していた除湿機の名前が業子(わざこ)だったため。


■まとめ
・配食システムだけは申請するほうが得
・冷凍うどんと卵と冷えピタは無限にあるといいと思う
・かからないのが一番

フォロワー、元気でいてね。

*1:20230106追記:後日同病院で精算したところ、1550円返ってきた。