自室のスリッパにも名前をつけたい話

スリッパに名前をつけようと思い立った。

きっかけは下記のツイイトである。

 

 

 

昔ほんのちょっとだけ書いたが、つぼ氏には身の回りのものにいくつか名前をつける習慣がある。

高校生の頃、森見登美彦の小説「太陽の塔」にて、主人公が自転車に「まなみ号」と名前をつけているのを読み、真似して自分の自転車に「ひさめ号」と名付けたのが始まりとなっている。まなみ号は登美彦氏が好きな本上まなみさんに由来する。

 

"名前持ち(ネームホルダー)"(ちょっとかっこいい)となる基準はないが、消耗品以外で生活にめちゃくちゃ役立っているものが名前の授与資格を得る。緑綬褒章みたいなものである。とはいえPCやペンタブには名前をつけていないので気まぐれである。

 

運慶・快慶はスリッパの名前として限りなく正解に近いように思う。

スリッパはつぼケージの行住坐臥を支えている功労者なので名前持ちの資格があるなと気づき、仕事中にちょっと名前を考えていたが、短かったり二番煎じの感があったりとうまいのが出ない。球児・好児をひり出したところでやめた。

 

・これまでの"名前持ち(ネームホルダー)" たち

 

ひさめ号(自転車)

高校まで使っていた初代自転車にして初の"名前持ち(ネームホルダー)"。

佳山明生の曲「氷雨」に由来する。引っ越しとともに引退。

 

■iPhonex(iPhone)

はてなIDもそのひとつだが、昔**exという名前を使っていた。exはポケモンカードに出るポケモンex(強いけど倒されると2体分の扱い)から採っている。

iPhoneがやってきたとき名前をつけようとなり、iPhone+exでこの名前になった。

後から気づいたことだがフェニックス(Phoenix)のアナグラムになっており、めちゃくちゃ気に入っている。不死鳥の名を冠しているわりに初代はトイレに落としただけで死んだが…。

ヤシ科の植物としてのフェニックスは弊大学にもちょっとばかし縁がある。三代目が現役。

 

罪助(自転車)

大学生活の前半を共に過ごした戦友。由来はないがなんか中二病っぽい名前にしたかった。

毎日の通学の山越えに耐え、ミニストップiTunesカード割引セールのために片道8kmの悪路を飛ばしたりもした。

銭湯に向かう途中の下り坂で前方宙返りをキメて殉職、二代目にその使命を託した。

二代目は健やかにつぼ氏を運び、就職に伴い引退。三代目が現役。

 

赤木・青木(45Lゴミ箱)

可燃ごみを入れる赤い蓋が赤木、資源ごみを入れる青い蓋が青木。

付き合いも6年目になったころ、アパートの共用廊下に置いていたら突然撤去されてしまった。

 

禍一(電気ケトル)

コーヒーを沸かすためにつぼケージに召喚。罪助と同じテイストで命名

就職とともに引退したが、今年9月からの一人暮らしに合わせて転生を果たした。二代目が現役。

 

業子(除湿機)

当時住んでいた部屋の日当たりと風通しがドチャクソ悪く、布団を敷いていたすのこの下に水たまりができるレベルで酷かったので召喚。

就職とともに引退。

 

ゼゼボラ(扇風機)

ブブゼラが流行っていたころに命名。就職とともに引退。実家の扇風機が二代目を襲名、現役。

 

仇彦(コーヒーメーカー)

運用初日にスイッチ押してトイレに行ってる間に床をコーヒーまみれにした問題児。

仇をなす男なので仇彦。

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だんだんこいつで淹れたコーヒーを飲むと体調が悪くなるようになってきたので今年9月に引退。

玄関で朽ち果てたロボット兵のようにゼケーとしている。

 

メシア(布団乾燥機)

メシアの温風機能がなければどこかで凍死していたと思う。

奥歯がガチガチ鳴る極寒のつぼケージに現れた救世主ということでメシアと命名。現役。

 

韋駄天(原付)

車を購入した友人から2万円で買った。

近場の移動では変わらず罪助の力を借りたが、49ccの機動力で田舎を縦横無尽に飛び回りつぼ氏の研究生活を支えた。終盤は研究室に布団を持ち込んでそっちで生活したり路面が凍結したりでそこまで活躍しなかった。

就職に伴い引退。

 

マニ車(加湿器兼空気清浄機)

100均の箱の蓋にUSBファンをつけただけの人工ポケモン。1000円程度で自作した。

マニ車と名付けたので1500rpmで徳が積まれていく。現役。

 

■---(スリッパ)

考え中。